レースレポート
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2011 SUPER GT 第4戦7月30日〜31日 スポーツランドSUGO(1周:3.704256km×68周)
30日:雨/ウェット、9,200人、31日:曇り/ドライ:2万7,000人

カルソニック IMPUL GT-R
不運な接触に遭い13位でゴール

予選10位/決勝13位
ドライバー部門:松田次生、J.P.デ・オリベイラ=9位/20点、チーム部門:10位/27点

2011年SUPER GTシリーズ第4 戦は、夏休みの7月30日〜31日に宮城県のスポーツランドSUGOにおいて開催。TEAM IMPULの#12「カルソニック IMPUL GT-R」は、松田次生が10番グリッドからスタートし、4台による8位争いのバトルを繰り広げていた19周目、コースアウトしてコースに復帰してきた車両と接触。再び順位を上げ3台の車両で7位争いをしていた43周目、GT300車両と接触してスピン&コースアウト。濡れたグリーンからの脱出に時間を要し大きくポジションダウンした。後半はジョアオ・パオロ・デ・オリベイラが周回を重ねたが13位でチェッカー。残念ながらポイント獲得はならなかった。

例年より1週間遅い東北ラウンドだが、今年のSUGOは天候不順で肌寒い週末に。前日、福島・二本松で行われた東日本大震災復興イベントに参加した星野一義監督、松田、オリベイラとも元気な表情でSUGO入りした。前回同様40kgのハンディウェイトを搭載してのレースだが、他車両とのウェイト差も少なくなっており、上位入賞のチャンスは十分。しかし30日朝に行われた公式練習は、雨が降ったりやんだりで気温23℃と予想より10℃近く低く思うようにセットアップが決まらず10位だった。
セッティングを変更して臨んだ予選1回目は曇天でコースはレコードラインがほぼドライコンディション。最初の25分間はGT300との混走枠で混雑するが、雨が降り出すと予想したチームは開始10分でオリベイラがアタックをして1分17秒102で暫定トップに立った。その後松田も基準タイムをクリア。予想どおり混走枠終了間際に雨が落ちてきた。GT500専有枠でオリベイラのタイムを上回ったのは2台のみで、#12 GT-Rは3位となりスーパーラップ進出を果たした。
スーパーラップは雨のなか行われた。8番目の出走となったオリベイラはS字先、レインボーコーナー出口などでわずかにバランスを崩しながらも、前半区間はその時点で4番目のタイムで通過。しかし直後のSPコーナーで外側にはみ出し5位となった。ところがSPコーナーでは4輪すべてがコースの白線より外に出ており、規定によりタイムは無効。予選は10位とされた。
31日はいつ雨が降り出してもおかしくないような曇天。コースはほぼ乾いているもののコースサイドのグリーンはたっぷり水を吸っており、コースアウトをするとかなり危険なコンディション。14時02分に68周レースはスタートが切られた。昨年最終戦以来のスタートドライバーを務めた松田は、7周目には8位に順位を上げた。しかし思うようにペースが上がらず9位に。16周目には2台にかわされ11位となり、4台の車両による8位争いのバトルを展開していた。しかし19周目の1コーナー先で9位の車両がコースアウト。コースへ復帰しようとした先は#12 GT-Rが丁度通過するタイミングで2台は接触。これで松田は、たまらずピットインして燃料補給とタイヤ交換を済ませ14位でコースへ戻った。
レース中盤には予定のピットインを済ませる車両が増え、松田は36周目に8位まで浮上。3台の車両による7位争いを展開していた。43周目の1コーナーで、周回遅れのGT300車両が松田の行く手を塞ぐ形となり2台は接触&スピン。コースサイドのグリーンでタイヤは空回りをするだけで、グリーンから脱出するのに時間を要して万事休す。ピットインしてオリベイラに交代したが、トップとは3周遅れの13位でゴール。残念ながら2戦連続でポイント獲得はならなかった。

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