レースレポート
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2012 SUPER GT 第4戦 7月28〜29日 スポーツランドSUGO(1周:3.704256km×81周)
月28日 : 晴れ/ドライ:9,500人    29日 : 曇り/ドライ:2万7,500人
予選3位 / 決勝リタイア   ドライバー部門:松田次生、J.P.デ・オリベイラ=11位/13点、チーム部門:10位/22点

カルソニック IMPUL GT-R、スタート直後にまさかのリタイア

2012年SUPER GTシリーズ第4戦は、7月28〜29日、真夏のスポーツランドSUGOにおいて開催。#12「カルソニック IMPUL GT-R」は好位置の3番グリッドからスタートしたが、直後の1コーナーで他車両と接触。さらにコントロールを失い別の車両と接触して1コーナー先でクラッシュ&ストップ。残念な結果に終わった。

今回ダウンフォースを増やすために改良されたエアロパーツやミラーを装着した#12「カルソニック IMPUL GT-R」(松田次生/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ)は26kgのハンディウェイトを搭載し。前のセパンラウンドで5位入賞して先の鈴鹿テストでも好タイムをマークするなど上り調子でのSUGO入りとなった。

夏休みということもあり予選日は朝から熱心なファンがサーキットに詰め掛けた。気温34℃、路面温度57℃という猛暑のなか行われた予選1回目は松田がアタックを担当して2位。問題なくスーパーラップ(SL)への進出を決めた。予選1回目のトップ10台で争われるSLはオリベイラがアタックを担当。SPコーナーの立ち上がりでわずかに縁石に乗りタイムロス。2位につけることになった。最後に走行した車両がトップタイムを刻んだことで#12 GT-Rは3番グリッドからのスタートに。「フロントロー行きたかったですね。しかしポールポジションの1分14秒台というタイムはちょっと見えない。でもクルマの調子はいいので決勝レースでは表彰台の真ん中を目指します」と松田。

またキッズウォーク後のサーキットエクスペリエンスには松田がNISSAN LEAF NISMOをドライブ。抽選で当選したファンを助手席に乗せてサービスに務めた。

決勝日も朝から好天に恵まれ前日ほどではないものの、午前中には気温も30℃をオーバー。昼間のピットウォーク時にはいきなり黒い雲が上空に立ち込め激しい雨がコースを濡らした。 しかしコースはすぐに乾き、スターティンググリッドに車両が並ぶころにはほぼドライコンディションに戻った。グリッドではスタートを担当するオリベイラがリラックスした表情で「ガンバリマス」と応えるなど、表彰台への期待は高まっていった。

14時ちょうどに81周レースのフォーメーションラップがスタート。3万人近いファンが固唾を飲みながら、急坂を駆け上ってくる車両を待ち構えスタートに注目した。ポールポジションの#6 SC430の加速が伸びない中、アウト側から2位スタートの#23 GT-R、そしてオリベイラがイン側からトップに並びかけ“スリーワイド”状態になりかけた瞬間、オリベイラは#6 SC側にわずかに寄り2台は接触。オリベイラはコントロールを失いハーフスピンしながら#23 GT-Rと接触して並んで1コーナーをコースアウト。さらにサンドトラップ奥のスポンジバリアに突っ込む形でストップしてしまった。これにより#12 GT-Rのレースはあっけなく終了となった。

松田次生
「今回はクルマの調子も良く優勝を狙えるレースでしたし、実際レース中のライバル勢のタイヤのタレ方などを見ていると問題なく優勝争いをしていたと思うと残念ですし、同じGT-Rを巻き込んでしまいましたし、せっかく来ていただいたファンの方々に申し訳ありません。次の鈴鹿は1000kmという長丁場。ウェイトハンディは今回と同じで軽めですし、2008年には優勝もしていますから、次こそはという気持ちで臨みます。走り始めからクルマを煮詰めて必ず優勝争いに食い込みたいと思いますので、応援をよろしくお願いします!」

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