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ニュースリリース

東京モーターショー2017 プレスブリーフィング
森谷弘史(代表取締役社長)発言要旨

 カルソニックカンセイは、来年創立80周年を迎えます。我々は80年の長きにわたり、モノづくりの情熱で、日本そして世界の自動車産業を支えてきたと自負しています。

 我々の技術の発展を支えてきた象徴的な取組みは、モータースポーツです。1982年から継続して「CALSONIC TEAM IMPUL」をサポートし続け、今年で36年となります。これはモータースポーツ史上、世界最長のタイトルスポンサー(当社調べ)です。

 80周年を目前に控えた今年は、カルソニックカンセイにとって大きな転機となりました。5月にアメリカに拠点をおく投資ファンドKKRがカルソニックカンセイの全株式を取得し、我々は日産自動車グループから離れ、真に独立したモノづくり企業へと生まれ変わりました。

 私をはじめ全世界の2万人を超える社員は、このチャンスをさらなる成長の機会と捉えています。今回10年ぶりとなった東京モーターショーへの出展も、我々80年の歴史とモノづくりへの情熱を、皆さまに感じていただきたいとの思いから決めたものです。

 9月には、新たな中期経営計画「Compass 2021」を発表しました。2021年までにより価値ある製品・サービスを開発し、付加価値売上高7,500億円を目指します。

 「Compass 2021」で、我々は他社にマネのできない"CKならでは"の製品開発を行ってまいります。このたび、タービンハウジングを板金化することで軽量化および触媒の昇温性を飛躍的に改善した新製品を投入しました。ディーゼルエンジン車向けとしては世界初の製品です。我々はこの製品を、Calsonic Kansei Sheet Metal innovative Turbine Housingの頭文字をとって「CK-SMiTH」と命名しました。

 また、我々は、自動車部品の開発・生産だけではなく、積極的に新しいことに挑戦していきます。その代表例は、自動車分野におけるサイバーセキュリティの技術開発をリードしていくことです。自動運転の普及で便利になる一方で、社会全体が抱えるリスクの増大が懸念されます。この社会課題の解決に向け、自動車分野のサイバーセキュリティを専門にする会社ホワイトモーションを、今年7月にフランスのQuarkslab社と共に設立しました。

 "くるまの中から[世界]を変えてゆく" 私たちが目指すのは、"喜びと感動をもたらす、キャビンイノベーション"。そして"究極のエネルギーマネジメント"です。今回の東京モーターショーでは、我々のこの想いが詰まった展示を目指しました。

 自動車産業は、電動化と自動運転、コネクティビティの本格的な普及を控え、これまでにない変化の激しい時代を迎えています。しかし、我々はこれをチャンスと考えています。

 80年間脈々と引き継がれてきたモノづくりの情熱と、新生カルソニックカンセイならではの新製品開発。このふたつの強みを武器にし、2万人を超える仲間で総力を上げて、全ての自動車メーカーの期待を超える、積極的な提案をし続けます。

独立心と主体性をもち、"くるまの中から[世界]を変えてゆく"そんな存在を目指します。

新生カルソニックカンセイに今後も是非ご期待ください。

カルソニックカンセイ 代表取締役社長 森谷 弘史.jpg

以上

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