マレリ

このたび、4月1日をもって代表取締役社長に就任いたしました。

リーマン・ショックからの回復後、着実に成長を続けてきた当社にとって、2012年度は収益力の伸びが大きく鈍化する試練の年となりました。このような状況のなかで社長に就任することの責任の重さに身の引き締まる思いですが、会社の発展に全力を尽くしてまいりますので、よろしくお願い申し上げます。

冒頭に述べましたとおり、2012年度は当社のものづくり企業としての根幹に関わるさまざまな課題が顕在化してまいりました。これは当社にとって大きなリスクですが、しかし、そのリスクをこの時期に察知し、手を打ったということは、将来に向けたビッグオポチュニティ以外の何ものでもないと考えております。リスクをオポチュニティに変えるべく、現在は日本、北米、欧州、中国、アジア等、当社グループが事業を展開するすべての地域において、もう一度、ものづくりの原点に戻って仕事のやり方を見直し、収益力を向上させて成長戦略を進めるためのさまざまな活動を開始しており、その成果は今年度必ず花開くものと確信しております。単なる危機からのリカバリーだけでなく、中期経営計画『CK G×4 T10』で掲げた「Great Company」への道を着実に歩んでいるという証を明確にすべく、取り組みを進めてまいります。

私は、この会社が大好きです。そして当社には、従業員が一体でつくりあげたコーポレートビジョンや、行動指針である「CK WAY」などの大きな財産があります。この大きな財産と「大好き！」という情熱で、当社に関わるすべての皆様と、楽しく謙虚なコミュニケーションを実行することによって、カルソニックカンセイをGreat Companyに導いていくことを皆様に約束いたします。

2013年4月1日

カルソニックカンセイ株式会社

代表取締役社長　森谷 弘史