岡山GT合同テストは3セッションでトップタイム
3月15〜16日、開幕戦の舞台となる岡山国際サーキットにおいて、SUPER GT合同テストが開催された。既に昨年末に車両はシェイクダウンし、今年に入ってからもセパンや鈴鹿でのテストを済ませてはいたが、GT500のほぼ全チームが集まってのテストとなるため、ライバルたちとの差を確認しておきたいところ。鈴鹿テストの時点で既に今季のカラーリングをまとった「カルソニックIMPUL GT-R」が岡山に姿を現した。新たな車両でも一目でそれと分かる。また今年から乗車しているドライバーを表示するフロントガラスのインジケーターが変更。白色の点灯、点滅から、色による識別となった。赤がAドライバー(安田)、青がBドライバー(オリベイラ)となる。
搬入日には雪に見舞われた岡山。初日朝は肌寒いなかセッションがスタートした。このセッションではトップから0秒419差の1分21秒491で3位につけまずまずの感触をつかんだ。午後になると徐々に気温が上がり、最後のアタックでオリベイラが1分21秒103でトップタイムをマーク。一日で110周を走り込み、この日のトータルでも2番手となった。なおこれまでの岡山のGTコースレコードは1分22秒404(2014年日産Z33)。テスト初日の時点で既にこれを1秒以上上回った。
16日は前日より暖かいものの朝のうちは風が冷たい。朝のセッションで1分21秒442でトップタイムを奪うと、暖かくなった午後の最後のセッションでもロングランテストを行いながらも1分21秒586でトップに。この日は99周を走り込み、2日間の4セッション中3つのセッションでトップタイムを奪う快走を見せた。
全日程を終了して安田は「3セッションでトップは取っていますが、まだテストの段階ですしライバルが渋滞に引っかかったのかもしれませんから、あくまでも目安ですね。全体的にロングも含めてメニューはほぼこなせましたので、内容の充実したものになりました。自信を持って開幕に臨むことができます」と終始笑顔で答えた。この好調さをキープしたままシーズンインを迎える!