合同テスト

JOINT TEST in SUZUKA CIRCUIT
合同テスト in 鈴鹿サーキット

カルソニックIMPUL Z 登場!
鈴鹿合同テストでいきなり2位

3月12〜13日に三重の鈴鹿サーキットにおいてGT合同テストが開催され、GT500、GT300各17台計34台の車両が参加した。このテストでシェイクダウンされたカルソニックIMPUL Zは、初日4位、そして2日目には2位と好タイムをマーク。快調なスタートを切った。
12日は一日中曇天で冷たい風も吹き10℃前後と寒かった。この日、初めて姿を現したカルソニックIMPUL Zは、昨年まで使用したスカイラインGT-R同様、カルソニックブルーを身にまとっていた。9時から2時間、14時から2時間のテストがスタート。早速、ブノワ・トレルイエと井出有治が交代でステアリングを握り、新車のチェックを開始した。新車にありがちな初期のマイナートラブルに見舞われたものの、午後には1分55秒478とトップ(NISMOの#1 Z)から1秒156差の4位につけた。
13日は一転して朝から晴れ、気温も20℃前後まで上昇し、絶好のテスト日和となった。午前中に1分55秒089までタイムアップしたカルソニックIMPUL Zは、午後にはブノワのアタックで総合2位となる1分54秒216までタイムアップ。トップ4をフェアレディZが占める中、好調のうちにテストを終了した。
なおチームは翌日の「モータースポーツファン感謝デー」にも参加し40分間の枠でテストの続きを行いファンを喜ばせた。
開幕戦は4月3〜4日に岡山のTIサーキット英田で開催される。

星野一義監督
「初日がZのシェイクダウンだったし、走行枠も8時間しかなくみんな必死だったね。でもマシントラブルもあったし正味3時間ぐらいしか走れていないし、理屈抜きで疲れた。でもみんな2日間頑張ってくれたよ。今年はFニッポンもGTも同じドライバーだし、一丸となって戦う。ドライバー同士も争わせるし。テストでは『今年はやれる』という手応えがあったし、レースでも取りこぼしのないようにしたいね」

井出有治選手
「新しいクルマはカルソニックブルーで、やっぱりこのカラーはいいですね。星野さんもコースサイドで見ていて『すぐにうちのクルマだって分かるよ』と言ってました。ZはこれまでのテストでもNISMOのテストカーに乗っていたのでフィーリングはつかめていましたが、自分たちの乗るクルマには当然思い入れも入ります。優勝、チャンピオンという目標に向かって頑張ります。これまでブノワが担当していた予選アタックも、今年は僕も半分担当になるそうですし!」

ブノワ・トレルイエ選手
「僕たちのマシンは今回のテストがシェイクダウンだったんですが、Zはタイヤのグリップは高いし、バランスもいいし、すごくいい感触ですね。昨年のスカイラインGT-Rと比較してもダウンフォースが大きく、ハンドリングもトラクションもZの方が優れています。今回のテストのメニューはいろいろなセットアツプを試すこと。ソフト/ハードのタイヤでそれぞれ変更を加え、セッティングの方向性を知ることでした。開幕戦ではポールポジションを狙いますし、レースでも優勝を目指しますので応援してください」

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昨年に引き続きカルソニックカンセイレーシングチームのドライビングクルーは、シーズンオフに何をやって過ごしていたのだろうか? ふたりに聞いてみた。


ブノワ・トレルイエ選手
「12月はフランスに帰国するやいなや洪水の被害にあったり、病気で手術した義父のお見舞いに行ったりと、あまり楽しいことはありませんでしたが、クリスマスは家族とゆっくりと祝うことができました。 大晦日直前にはパリ・ダカールのスタートを観戦にクレモン・フェランへ。そして正月は南仏にて、メカニックのスギ(杉崎氏)と彼の家族を迎え、プロヴァンス地方のオフロードをニッサン・フランスさんが貸してくれたエクストレイルで紹介して回りました。 写真は、フィジカルトレーニングを兼ね、友達と数日間エックサン・プロヴァンスにおいてかなり本気でエンデューロをやったときのもの。写真のクルマは友達のものです。総走行距離は1500km。終わった後、二人とも疲れ果てて話す気力もなかったほどでしたね。あと、スキーをしにスイスへ1週間行きました。トレーニングになりましたが、サヴォイア地方の料理が美味しく、ちょっと太ってしまったかも……(笑)」



井出有治選手
「南の島に旅行に行ってのんびりとしたかったんですが、結局どこにも行けずじまいでした。で何をやっていたかというと、週に1〜2回ジムに行ってトレーニングをしたり、カートで走ったりしていました。ドライバーってやっぱりクルマに乗ってないと不安になるんですよね。でもまさかFニッポンやGTを簡単に走らせるわけにもいかないし、カートに乗って運転の感覚を忘れないようにするというか、気持ちを安心させられるんです。 秋が瀬のカートコースで本山(哲)さんとカート大会に出場したんですが、あやうく予選落ちしそうになったり、ほんとやばかったです(笑)。それとドライバー仲間で御殿場のコースでカートに乗ったりしました。カートは挙動がダイレクトに来るし、いいトレーニングになりますね。 あとは気分転換に家族でテレビゲームをしてました。でもしすぎで視力が悪くなってきたので、やばいって思ってやめています(笑)。ゲームの種類ですか? カートに乗る前はサッカー少年だったんで、サッカーのゲームをしていますね」

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