オートポリスJAPAN GT in KYUSHU 300km

NISMO FESTIVAL at TI Circuit AIDA 2003
in TIサーキット英田(岡山)

TIに集った3万8000人のファンがCカー、グループA、GTマシンに狂喜!

11月30日、岡山のTIサーキット英田において「NISMOフェスティバル at TIサーキット2003」が開催され、3万8000人もの日産ファンがイベントを楽しんだ。

NISMOフェスティバルは97年から始まり、今回7回目を迎える“NISSAN/NISMOのファン感謝イベント”で、毎年シーズンオフに富士スピードウェイで開催されてきた。しかし富士がコース改修中で使用できないため、今年は西日本地区で初めての開催となった。

練習走行や会場設営の行われた前日は、冷たい雨が降ったりやんだりとあいにくの天候。一般開放されていないにもかかわらず、多くのファンが正面ゲートまで中の様子をのぞきにきた。そしてお昼ごろには翌日の一番乗りを目指して、ファンの車両の行列が始まった。

フェスティバル当日は未明に雨もやんだ。まだ暗い朝5時半ごろからゲートがオープンとなると、次から次にファンがサーキットに。そして8時から練習走行が始まると、コースサイドにはファンが鈴なり状態に!

9時にパドックエリアで「オープニング」が行われ、参加ドライバー、レースクイーンが全員整列! そしてお待ちかねの「カテゴリー混走模擬レース」の1回目が始まった。旧車中心の模擬レースの中で注目されたのは、やはりグループAのカルソニックスカイラインでドライバーは鈴木利男選手。「地元なんですけど、昔写真でしか見られなかった青いグループAのGT-Rを実際に見るために来たんですよ!」と興奮するファンの姿も。

「スカイラインGT-R&シルビアチューナーズバトル」の次は、若手プロドライバーによる「March Cupエキシビションレース」。レース前に各選手から人気を集めた(?)のは星野一樹選手。今年カルソニックスカイラインをドライブした井出有治選手や影山正美選手にタイヤの空気圧を抜かれるなどいたずらをされ、グリッドでは笑いが絶えない。レースは井出選手が影山選手とのバトルを制して逆転優勝を遂げた。

いっぽうパドックでは、カルソニックカンセイのブースとインパルのブースが並び、カルソニックカラーのインパルマーチなどが展示された。ブース内では、カルソニックカンセイレーシングチーム関係のグッズなどさまざまな商品が展示販売され、大勢のファンで賑わった。

お昼過ぎの同乗走行、サーキットサファリの時間帯では、星野一義監督がカルソニックニッサン(R92CP)、本山哲選手がカルソニックロゴの入ったR390 GT1、ブノワ・トレルイエ選手がカルソニックスカイライン(R34 GT)、星野一樹選手がカルソニックスカイライン(R32 Gr.A、R34 GT)をドライブしてイベントを盛り上げた。

午後に行われた“星野組”のトークショーには、星野一義監督を中心に本山、井出、一樹ら各選手がステージに。タイミングよく陽も射してきた。お昼のトークショーでF1テストドライブの発表を正式に行った本山選手に対して、再び大きな拍手が起き、星野監督からは「俺も追っかけて(海外に)行く」という発言も。また、壇上の選手の中で一番言うことを聞かないドライバーは? との質問に「もちろんせがれ(一樹選手)だよ」と答えて会場は大爆笑。さらに1週間後の12月7日に27歳の誕生日を迎えるトレルイエ選手のバースデイパーティが行われ、強引なお約束の“顔にケーキ付け”も!

2回目の「カテゴリー混走模擬レース」は、スポーツカー&GTが中心。本山選手がR390 GT1、星野一義監督がカルソニックニッサン(R92CP)、トレルイエ選手がカルソニックスカイライン(R34 GT)をドライブしてスリリングなバトルをファンに披露した。

最後はドライバー全員とレーシングカーがパレードをしてフィナーレへ。佐々木健一NISMO社長のスピーチの後に、最後までスタンドに残ってくれたファンに記念タオルを投げ込んだり、何度も手を振って声援に応えた。

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