CP MINE GTレース

全日本GT選手権
第7戦 「CP MINE GT RACE」セントラルパークMINEサーキット(山口) 1周=3.330839km

いよいよシリーズ最終戦!

予選

JGTC最終戦は山口県セントラルパークMINEサーキットで開催。このコースはストレートとタイトなコーナーが連続して、ブレーキやタイヤに厳しいところ。最終戦はハンディウェイトを多く積んだ車両も多く、アクシデントが発生しやすい。今回も荒れた展開が予想された。
カルソニックスカイラインはハンディウエイトを積まない身軽な状態で参戦。昨年はこのレースで優勝を飾っており、2年連続優勝を遂げたいところ。予選日の早朝まで降った雨は上がりコースも乾いた状態に。予選1回目は残り6分の時点で本山哲選手が、トップから1秒3遅れの1分24秒324を出して2番手に。さらに1分24秒292にタイムを縮めた。
しかし残り3分から激しいアタック合戦となり、タイムを1分23秒219まで縮めたものの8番手にとどまってしまった。トップ10台がコースレコードを更新し、11台の車両がわずか1秒の間にひしめくというすさまじさだった。
午後の予選2回目は、残り4分で本山選手が渾身のアタックを見せ1分22秒435でトップに。しかし直後に#18NSXがトップを奪取。そして残り1分で午前中トップだった#30マクラーレンが唯一1分21秒台のタイムを出してポールポジションを獲得。カルソニックスカイラインは3番手と表彰台を狙えるポジションを得た。
本山哲選手
「午前中はセッティングが合わずいまひとつの位置でしたが、2回目は集中して1周完璧にアタックができました。予定どおりというのじゃなくて、希望どおりの予選でした(笑)」

ページトップへ

決勝

決勝日は朝から爽やかな晴れとなり、4万6400人のファンが詰め掛け、場内の駐車場は身動きが取れないほどの盛況ぶり。午後2時に1周のパレードラップと1周のフォーメイションラップをして76周のレースがスタート。カルソニックスカイラインは、今回最も多く選択されたソフトタイヤを選んだ。スタートを担当した星野一義選手はポジションを守ったが、後続ではポイントリーダーの#38スープラが接触スピン。早くも荒れる展開になった。トップの#30マクラーレンは徐々に後続を引き離して独走状態に。星野選手は前を行く#18NSXにピタリとつけ、チャンスをうかがう。しかし序盤にタイヤを使い切ったのか、スーパーソフトタイヤを装着して予選11番手から追い上げてきた#23GT-Rに道を譲った。
レース中盤、35周で星野選手は5番手でピットインして本山選手に交代。このころチャンピオン争い中の#1NSXと#8NSXが接触。#8NSXはリタイアとなってしまった。ピット作業がひと段落すると本山選手は単独走行の6番手になり、48周目には#22GT-Rをかわして5番手に。やがてチャンピオン争い中の#22GT-Rを再び先行させたが、#22GT-Rもペースが上がらず、最終ラップに再び本山選手が前に出てチェッカー。
星野一義選手
「序盤に頑張りすぎてタイヤがつらくなってしまった。目の前に(他車両が)いるとやっぱりね。もうちょっと上に行ける予定だったんだけど」
岡寛監督
「今回は表彰台に乗るつもりだったんですが、5位という結果は残念です。後半になってグリップが出なかったので、タイヤチョイスが裏目に出ましたね。去年は優勝1回、シリーズ3位という成績でしたから、今年は上を見ていきたかったんですけど、ついてなかったこともありましたし、ドライバーに迷惑を掛けてしまいました。序盤にドタバタしたことは事実ですし。セパンで持ち直したんですが、反省しています。私は2年目なんですが、チームの力は確実に強くなってきました。来年はもっといい成績を残して、多くのファンに満足して頂けるように頑張ります」

ページトップへ