SUZUKA GT300km

全日本GT選手権
第6戦 「SUZUKA GT 300km」鈴鹿サーキット(三重) 1周=5.85913km

ウェットな路面でのスタート その明暗は?

予選

予選が行われた27日(土)は、秋晴れの爽やかな天気。午前中に行われた予選1回目は途中赤旗中断があったものの、残り5分の時点でカルソニックスカイラインの本山選手が、ソフトタイヤを選ぶチームが多い中、やや硬めのミディアムタイヤをチョイスしてコースレコードとなる1分59秒195のタイムを叩き出しトップに立った。しかしこの後にアタックに入った#1NSX、#8NSXがこのタイムを上回る1分58秒台をマークして逆転。カルソニックスカイラインは3番手というポジションを得た。
午後の予選2回目は各チームとも若干のタイムアップを果たし、#18NSXが3番手のタイムをマークして、カルソニックスカイラインはニッサン勢最上位となる4番手のポジションを得ることになった。トップタイムから1秒の間に6台のマシンが、また1分59秒台には14台のマシンがひしめき合うという激しい予選だった。
本山哲選手
「予選2回目は気温が下がりすぎてタイヤの温度が上がらず、グリップが足りなくてタイムの更新はできませんでした。でも終わってみれば(予選結果で)ウエイトを積まない一番前(=4番手)だし良かったですね。レースでは星野さんも雨がすごく得意なので、雨が降ったほうがいいと思います」

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決勝

28日の決勝日。朝に行われたフリー走行では雨が落ち冷たく強い風が吹いた。天気予報では雨の降る確率が非常に高い。14時にスタートする決勝の前にも雨がパラパラと落ちたが、これ以降天気は回復していった。隊列が整わず3周のフォーメイションラップの後、2周減算49周の決勝がスタートした。このときポールシッターの#8NSXがホイールスピンしペースが上がらなかったために、好スタートを切ったはずの星野選手はスタートラインまでに3番手の#18NSXをわずかに追い越してしまったようだ。さらに2番手の#1NSXとも接近しすぎたためにアクセルを戻し危険を解除。そのために大きくポジションを落とすことになってしまった。この直後にいた#30マクラーレンは芝生に車輪を落として1回転したが事なきを得た。
最初の1周を12番手で帰ってきた星野選手だが、序盤から上位陣が接触、コースアウトなどで戦列を離れる中ステディに走り15周目には7番手に。さらに16周目には6番手まで順位を上げた。ところがこの時点でジャンプスタートの反則を取られ、ペナルティを意味する黒旗が掲出されてしまった。

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