もてぎGTチャンピオンレース

全日本GT選手権
第5戦 「もてぎGTチャンピオンレース」ツインリンクもてぎ(栃木) 1周=4.801379km

New Bodyで参戦 今季、初の表彰台GET!

予選

カルソニックスカイライン
今季初の3位表彰台へ!
シーズン第5戦となるこのレースから、新しいレースカーが投入された。
モノコックのナンバーは「R34-GT-012」で、末尾の2桁は偶然にもカーナンバーと同じ。予選前日に行われたフリー走行では、1分48秒308のトップタイムをマークして調子は良さそうだ。
蒸し暑い予選1回目は、本山哲選手が1分48秒327のタイムでスカイラインGT-R最上位の5番手。最後の3分、これからアタックというときにオイルを撒いた車両があったために、クリアラップが取れない状況だった。
予選2回目は、多少路面温度も低くなりタイムは縮まりそうな気配。しかし黒い雨雲が多く、いつ雨が落ちてきてもおかしくないような空模様。20分のGT500の走行枠も6分を過ぎたころ、ポツポツと雨が落ちてきた。そしてそれは強まり13分を過ぎた時点で路面に水が浮き出したため、各チームともアタックを断念。カルソニックスカイラインも残念ながら予選1回目のタイムを上まわることができず、5番グリッドが決定した。
星野一義選手
「予選2回目はアタックに出たところで雨が降ってきてしまって、ちょっとツキがなかったね。あと2分雨が遅ければ1分47秒台に入ったと思うよ。決勝は表彰台を狙ってる。前回NISMOは1-2フィニッシュしてるし、ウチだっていい思いをしたいよ」

ページトップへ

決勝

未明の小ぬか雨も上がった決勝日。朝のフリー走行は、まだ路面が乾ききっていない状態だったが、カルソニックスカイラインは6番手のタイムをマークして、まずまずといったところ。
晴れて気温がぐんぐん上がった決勝日午後。湿度が高く、かなり蒸し暑い。
14時に63周の決勝レースがスタートした。ドライバーは星野一義選手。スタート直後の混乱もなく、トップのNSXがパンクのためピットインすると、順位を4番手に上げて快調に走行。
真後ろには4台の車両が続き、星野選手のスキを突いて前をうかがうが、星野選手も巧みなブロックで順位をキープする。そのうち焦った後続のミスを誘い、後方の車両がスピン&接触。その後は無理なバトルを避け2台の車両を先行させ、28周でピットイン、本山選手にバトンを渡した。
12番手でコースに復帰した本山選手は、各車のピット作業がひと段落すると5番手で走行。残り15周の時点では6番手だったが、4番手のNSXがガス欠でピットイン。さらに残り6周で2番手のNSXがスピン&コースアウト、直後にトップのNSXもガス欠でピットイン。大荒れとなった終盤をステディに走った本山選手は、3番手に順位を上げてチェッカー。今季初の表彰台を獲得すると共に、残り2戦に弾みをつける結果を残した。
星野一義選手
「(序盤のバトルを振り返って)あそこは行かせないよ。今回は良く頑張って結果を残した。しかし、GTレースは何があるか分からないから面白いね。これで景気つけて、残り2戦を頑張りたい」
本山哲選手
「タイヤチョイスが合わず苦しいレースでした。今回はクルマも代わって良い結果を残したい一心でした。内容はともかく結果が残って良かったです。残り2戦、表彰台のもうちょっと上に上がれるようなレースを目指します」

ページトップへ