ジャパンスペシャルGTカップ

全日本GT選手権
第4戦 「JAPAN SPECIAL GT CUP」富士スピードウェイ(静岡) 1周=4.400km

真夏の富士で覇を競う

予選

「星野選手、日本のサーキットに復帰」
6月のマレーシアSSでレース復帰した星野一義選手が、日本のファンの前にも登場。
昨年のGT最終戦以来に星野/本山のコンビが全日本選手権に復活した。
予選が行われた4日は朝から蒸し暑い天候。
決勝でも気温が高くなることを予想して、チームのタイヤ選択はハードコンパウンド。
予選1回目は、1分25秒845とトップからわずか0.322秒差の5位という好ポジションを確保した。
予選2回目はやや気温も下がり各車ともタイムアップが予想された。本山選手は1回目のタイムを上まわる1分25秒570をマーク。しかしトップから1秒以内に15台のマシンがひしめき合うという、まれに見る激しい予選で、カルソニックスカイラインは9番手となった。
本山哲選手
「ソフトタイヤをチョイスしてたら(予選2位の)エリック(コマス)と同じぐらいはいけたと思います。クルマは悪くないですよ。天気にもよりますけど、(上位入賞の)チャンスはあると思います。調子は普通(笑)。フォーミュラだけじゃなくて、GTでもいい成績を残したいですね」

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決勝

朝の雨も上がった決勝日。前日と打って変わって涼しい天候になってしまった。しかし朝のフリー走行では、終盤に本山選手が総合のトップタイムをマークして期待を持たせてくれたが、本山選手は「路面が乾いてきた終盤のタイムだし、たまたまトップになっただけ」と控えめなコメント。
14時40分。どんよりと曇り気温23℃と涼しい中、57周の決勝レースがスタートした。直後にポジションをひとつ上げた星野選手は、そのポジションをキープしたまま数珠つなぎとなった隊列の中で前をうかがいながらの走行。10周目には6番手に上がるものの、16周目には再び8位へポジションダウンと苦しい戦いを強いられた。中盤の26周目にピットインして本山選手へ交代するが、左フロントタイヤのナットが締まらず、タイムロスを喫してコース復帰することになってしまった。後半は本山選手が、ていねいに1台1台とかわしてSUGOと同じ7位でゴール、シリーズポイント4ポイントを加算した。
星野一義選手
「晴れたらハードタイヤで良かったんだろうけど、気温が上がらない状態では(上位をうかがうのは)厳しかった。次からはがんばるよ。レースはいろんなことが起きるね」
本山哲選手
「今日はいっぱいいっぱい。Bコーナーではみ出たりしました。チーム全体のレベルをもっと上げて、残り3戦は去年の後半戦みたいに活躍しなければなりませんね」

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