不具合のメカニズムを
解明するために、
多くの人の知識や経験も必要。
入社して間もない頃、上司から「実験は、不具合を見逃してしまうとお客さまに迷惑がかかってしまう。一方で、安全率の高い判定は過剰品質となり、会社の利益に損害を与える。」と言われた言葉が、実験の本質を表した言葉としてとても印象に残っています。不具合が生じた場合は、そのメカニズムを徹底して解明するのですが、例えば、同じ素材であっても、工法の温度の違いが不具合の原因となる場合があります。そこに気付くには、広い領域の専門的知識と経験が必要で、一人で考え込んでしまうと解決しないことも多く、他の部署とも連携をとりながら原因を追求します。様々な人とのコミュニケーションも実験には大切な要素であり、それも仕事の面白さにつながっています。