レースレポート

開幕前テストレポート

3月17〜18日 岡山国際サーキット(1周:3,703km)
3月24〜25日 富士スピードウェイ(1周:4.563km)

手応えあった岡山と富士のテストを終え、開幕へ!

2月のセパンテストを終え、国内のプライベートテストで2018シーズンの準備を進めてきたTEAM IMPUL。今年は佐々木大樹とヤン・マーデンボローという1991年生まれの26歳という若いコンビになり、トラックエンジニアにニスモ監督を務めたこともある経験豊富な小河原宏一を迎えるなどチームスタッフも充実した。そして開幕前の岡山国際サーキットと富士スピードウェイで開催されたGT合同テストに、満を持して参加した。

3月17〜18日、開幕戦が行われる岡山で開催された今季初の合同テストには、今年GT500クラスに参戦する全15台がそろった。天候も穏やかで気温も15℃程度まで上昇したが、開幕を待ちきれない多くのファンがサーキットに詰め掛けた。初日午前のセッションではセッティングの確認作業を続け、午後のセッションでも順調にテストメニューを消化。セッション終盤の専有走行枠ではGT-R勢トップとなる総合7番目のタイムをマークした。2日目午前のセッションでは総合4番手につけ、最後のセッションではロングランテストを行いながらもトップタイムをマーク。大きな手応えを得て終了となった。

岡山の翌週3月24〜25日、第2戦の舞台となる富士で行われた合同テストもまずまずの天気となり、特に2日目は気温が15℃を超えるなど、初夏のような好天に恵まれた。このテストでも佐々木とマーデンボローは順調にテストメニューをこなしていった。初日午前に3位、午後に8位。2日目も午前に5位、そして午後はトップと岡山のテスト同様、満足のいく内容となった。

アタックを行った初日午後のセッションで見てみると、岡山のテストではトップから13台、そして富士ではトップから11台が1秒以内にひしめくという結果。今年はレクサス、日産、ホンダの実力が拮抗し、予選からワンミスも許されないようなシーズンになりそうな内容となった。そして開幕戦は4月7〜8日に岡山で、そして第2戦富士500kmは5月3〜4日に開催される。

星野一義監督
「去年までは何も言わず一歩引いて見ていたけれど、今年はどんどんチームの中に入って言いたいことを言わせてもらっているよ。嫌われたっていいから、ドライバーにもスタッフにもタイヤメーカーにも貪欲にリクエストを出してる。チームもスタッフが一部入れ替わってすごい組織になったし、その組織以上にパワーアップしている。佐々木とヤンも競争しながらどんどん速く走ってもらう。今年は闘う姿勢を表に出してやっていくよ!」

佐々木大樹
「今年はカルソニックカンセイが創立80周年ということで、星野監督の優勝にかける気持ちが強く、チーム一丸となってチャンピオンを獲りにいきたいと思っています。今年はチームを変わってブリヂストンタイヤを履きますが、タイヤブランドが変わってもやっていることは変わりありませんし、全く違和感はないです。開幕戦は去年もレクサスがトップを独占したし、岡山と相性が良さそうですが、GT-Rでなんとかトップ争いができるようにしたいです。岡山はコースと観客席も近いですし、応援をよろしくお願いします」

ヤン・マーデンボロー
「去年の今頃のことを考えると、クルマはすごく良くなっています。テストでは結構走りこむことができましたし、クルマも大きく改善されたと確信しました。チームは本当に努力してくれているし、チームメイトともうまくやっているので気持ち良く過ごせました。ライバルとの差は少しですし十分戦えると思います。開幕戦がとても楽しみですし、良い戦いになると思っています。目標はもちろんチャンピオンですよ! 開幕戦ではスタンドで多くのカルソニックブルーの旗が見られることを楽しみにしています」


※ 写真の転載・転用は法規上の観点より、ご遠慮ください。

ページトップへ