12月3日、恒例のサンクスイベント「NISMO FESTIVAL at FUJI SPEEDWAY 2006」が開催され、朝のうちは多少天気がぐずついたものの2万8000人のファンで賑わった。今回は10回目のイベント開催ということで「10th Lap Special」と銘打たれ、さまざまなイベントが富士スピードウェイの各所で催された。
まずはマーチカップエキシビションレースで、一樹が登場。しかしダンロップコーナーにおけるスリーワイドのバトルに敗れトップ争いに食い込むことができず残念そうだった。マーチの熱いバトルの最中、パドック裏で開催された「監督トークショー」には星野監督が登場、集まったファンに楽しいトークを聞かせた。
午後に行われた“アール・サンパー”シリーズのデモランでは、星野監督がR382を初めてドライブしてコースへ。60年代後半に星野監督も憧れだったマシンが、R380、R381、そして今回蘇った幻のR383と共に太いエキゾーストノートを響かせながらコースを周回すると、オールドファンはもちろんのこと、若いファンも目を丸くしてその走りに注目した。
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いっぽうパドックではカルソニックカンセイのテントも建ち、こちらもカルソニックグッズを求める多くのファンでにぎわった。
そしてお待ちかねのグリッドウォークに。普段なかなか立ち入ることのできないコース上で、憧れのドライバーと一緒に記念写真をパチリ。ブノワは鈴鹿1000kmでも優勝したGT Z、一樹はPENNZOILカラーのGTスカイラインGT-R(99年)、そして星野監督はグループA仕様のカルソニックスカイラインをドライブして模擬レースがスタート! 特に最後尾スタートだった星野監督は、S耐Z、GT300 Zを抜き去る速さを披露してファンを喜ばせた。
フィナーレではイベントに参加した全車両が煌々とライトを点灯してコースイン。メインストレート上に並んだ車両を良く見ると「THANK YOU」の文字ができていた! 最後は参加者全員がグランドスタンドに向かって手を振りながら終了。来年の活躍を誓ってお別れとなった。