開幕戦岡山ラウンドを振り返る

僕はあまり細かいことは言わない。
速く走るのがプロ。

今回の熊本地震には大変心を痛めています。熊本や大分でこんな大きな地震が起きるとは想像したこともなかった。もちろん日本では記憶に新しいものでも阪神淡路、中越、東日本など恐ろしい震災が起きたし、どこで災害が起きても不思議ではないんだけれど、本当に言葉にならないね。5月のオートポリス戦も延期になったけれど、僕たちでやれることがあったら何でもやりたい。レース現場での募金活動とか積極的に何でもしたい。早く被災地が元気になってくれるよう願っています。

さて開幕戦の岡山だけど、準備したタイヤと予想より高くなった路面温度のマッチングが良くなかったというのは、全く理由にならない。というか言い訳はしたくない。そういうレースになってしまい5位という結果になった。これには責任を感じているし反省しています。タイヤが温まらなくてタレが多くてなんて言っている場合ではないからね。

スタートを担当した安田は順位は守ったけれど、トップから何十秒も離されてしまった。テストなどで単独で走らせているときは安定して速く走れるのだけれど、周回遅れに引っかかっちゃうと遅いラップが増えて来る。そこを抜けて来るのがプロなのだからね。それと今回データを調べてみたら、インラップが遅かった。ピット作業にミスはなかったし、それで38号車に前に入られてしまった。後半はJPもさすがに追い抜くのに手間取ってしまった。これは岡山というコースの性格だから仕方がないが、38号車に前に出られていなければ表彰台にも近づけたと思う。安田ともJPとも話はしているけれど、僕はあまり細かいことは言わない。速く走るのがプロ。それでお金をもらっているのだから、自分の管理でやってもらうしかないな。

次の富士は岡山で表彰台に立ったチームに比べてウェイトの面で優位に立っている。開幕前から、岡山と富士は2戦合わせてひとつと考えている。だから開幕戦で優勝できなくても富士で巻き返せる。去年もそうだったし、ミスなく走って1号車と同じポイントに持って行きたい。ここで落ちこぼれてしまったら、早めの敗北宣言をしなきゃいけないからね。

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