9月18日、SUPER GT第6戦SUGOラウンドの前日に、CALSONIC TEAM IMPUL 星野一義監督が福島県二本松市にある株式会社CKFを訪問。自動車メーターを中心とした生産拠点で、スタッフからメーターの生産現場や新技術の説明を受けた。また管理職との座談会も実施され、「プロフェショナルとは?リーダーシップとは?」についての活発な意見交換が行われた。

株式会社CKFはカルソニックカンセイの100%子会社で、福島県二本松市に位置する自動車用メーター、各種センサー、ガソリンキャップ等を生産している会社。1968年から操業を開始しており、2003年にカルソニックカンセイから分社化し現在に至っている。従業員は約330名、およそ3分の1は女性従業員である。

この日は渡邊取締役、松本取締役以下、全管理職が星野監督と2015カルソニックレディの大塚歩美、鈴川亜美を出迎えた。役員紹介の後、星野監督、カルソニックレディの2人を紹介、星野監督は「TEAM IMPULの星野です。34年間もありがとうございます」と挨拶した。

星野監督曰く、「二本松には過去に5年間毎月日産のラリーのテストに来ていた思い出がある」とのこと。工場見学で自動車メーターの製造現場を見られたが、静電気防止用白衣を着用した珍しい自身の姿に星野監督は「写真撮っといてね!」と周囲を笑わせていた。

また、2011年の震災当時の工場の被災状況(一部工場建屋全壊)の説明を受け、星野監督は、2011年7月の福島県岳温泉復興イベント訪問時を思い出し、「皆さんの努力があったからこそ、今の復興がありますね」と話された。

更に今回は全管理職との座談会が設定され、「プロフェショナルとは?リーダーシップとは?」を題材にした星野監督からの講和、それに対する質疑応答が行われ、プロとしてのレーシングドライバー、監督業について話され、皆熱心に耳を傾けていた。

工場見学の後は、当日勤務の全従業員が集まっての「CALSONIC TEAM IMPUL 星野一義監督壮行会」が行われた。星野監督は「現在第5戦まででシリーズポイントリーダーに立っています。今年のGT-Rは非常に好調でミスもなくポイントを積み重ねました。SUGOではこれ以上ない厳しい戦いになりますが、全力でポイントを取り、残り2戦でチャンピオン獲得してカルソニックカンセイさんへ恩返しをしたい。是非応援宜しくお願いします」と挨拶した。従業員代表の女性から花束を渡され、照れた表情ながらも「お名前は?」と話しかけていた。

その後、CKF全従業員での「VICTORY」の人文字を作り、星野監督、カルソニックレディの2人との記念撮影を実施し、必勝を誓った。続いて行われた星野監督サイン会、撮影会で従業員との触れ合いイベントを楽しんだ。参加した従業員も星野監督の冗談交じりの談笑に和気あいあいとした雰囲気を楽しんでいた。

最後に心のこもった地域の名物弁当に舌鼓を打ち、二本松を後に土曜日からの決戦の地であるスポーツランドSUGOへ向かった。

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