カルソニックカンセイ・メキシコ社
生産技術 エンジニアリング ビジネス サービス PE EBS
マリア・ロペス
グローバルな環境で働く意義を
日本での経験で知る
1997年に設立されて以来、増産対応のために工場を拡張するなど、ますます重要な生産拠点のひとつになっているカルソニックカンセイ・メキシコ社。そこでマリアは、モノづくりに関わるすべての部署と連携しながら業務にあたるエンジニアリング・ビジネス・サービス(ライン負荷、CAPEXマネージメント)を担当している。
2013年には、1年間にわたって日本の本社で働く機会を得た。「私は、4人の日本人スタッフがいるマニュファクチャリングプランニンググループ グローバルIE チームのチームに加わりました。各々が経験に基づくそれぞれの見方や意見を持っていましたが、お互いに知識を補い合いとても良いチームになることができたと思います。異なる視点や職場の雰囲気を知ることで、グローバルな環境で働くことの重要性を実感したのです。この日本での体験は、私の仕事とプライベートの両面を充実させてくれました」。
国境を越え、言葉の壁を越えて
メキシコでのマリアの業務は、決して容易いものではない。お客さまの発注量に基づき、工場全体の中期的な生産計画を綿密に立てる。その計画を踏まえ、具体的な設備投資のプランを策定。さらに、サイクルタイムの短縮や人員配分、効率改善による生産性向上にも取り組んでいる。
しかし、そうした業務はメキシコ社内だけに完結したものではない。「頻繁に日本のビジネスユニットにタイムリーに連絡し、共通の戦略を策定しています。もちろん日本だけでなく、ほかの地域や工場とのコミュニケーションも欠かせません。常に情報を共有し、言葉の壁を乗り越え互いに理解しチームワークを発揮することが、日々の業務に効果をもたらしてくれます」。
ネットワークを賢く使ってより強く
「グローバルなネットワークは、企業が所有できる貴重な資産」と彼女は語る。「さまざまな拠点を結んで情報共有することによって、業務を強化し、改善のためのアイデアを世界中に広めることができます。私たちは、他の工場から学んでベストプラクティスを自分たちの工場に適用できるし、逆に他の地域の業務をサポートし補うことも可能です。グローバルなネットワークは会社を強くする。そしてネットワークを賢く利用することで、自分の職場だけでなく、数千マイルも離れた場所にも貢献できるようになるのです」。
「運は天まかせだが、成功は努力と献身の報いとして得られる」ことを信じているというマリア。「自分のチームを世界に拡大していくことに興味がある」と語る彼女は、間違いなく成功に導かれていくことだろう。