従業員ワークショップ
持続可能な価値の創造を目指して

従業員ワークショップ

若手従業員が持続可能な価値創造を考える

概要

グループ一丸となってサステナブルな価値を生み出すためには、従業員一人ひとりの意識改革が必要です。サステナビリティの視点を企業経営にどう反映すべきか、自身の仕事にどうつなげていくかを考えるため、開発、生産営業、管理部門などから次世代を担う若手従業員15人を集めワークショップを開催しました。
当日はリーダーシップ・アカデミーTACL代表のピーター D. ピーダーセン氏より、サステナビリティ(持続可能性)のメガトレンド、"トレード・オン"* 思考などについて講義を受け、その後グループごとに、どのようなイノベーションが自社に必要かを議論し、アイデアをまとめました。
最後に参加者全員が講義とワークショップを通じての気づきを発表しました。今後は、参加者がインフルエンサーとなって、ここで得た気づきが各部門へと広がっていくことを期待しています。

*トレード・オン:企業の利益と社会価値創造が二律背反の関係(トレード・オフの関係性)になるのではなく、企業が社会価値の創造に貢献すればするほど、企業価値も向上すること。あるいは、良い企業が発展すればするほど、社会・自然環境の健全な営みが促されること(ピーター D. ピーダーセン氏の定義による)

2018年3月5日(月)カルソニックカンセイ本社にて実施

従業員ワークショップ
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カルソニックカンセイグループに必要なイノベーションは?

ワークショップから生まれた主なアイデア

  • 気候変動、高齢化、都市化などのメガトレンドを踏まえ、地域と連携し1人乗りで安価な小型EVのインフラ化(カーシェアリングインフラ構築、メンテナンスなども担う)を図る。また、4人乗りを1人乗りにカスタマイズするなど、永久に乗ることができるクルマづくりを行う。
  • 積極的な再生可能エネルギー導入を図るとともに、工場のエネルギー排出量を集計し、最も改善した工場を表彰するなどの動機づけを行う。
  • 工場の溶接などの工程で発生する熱を回収し、別のサービスに利用して社会に還元する。
従業員ワークショップ
従業員ワークショップ

「サステナビリティ」を実践していく

ワークショップからの気づき

持続可能な価値創造が会社にもたらすメリットや、普段の業務と異なる観点で議論を通して、会社の将来への期待や自分たちが経営を担う時代に求められる価値の実感が持てた、などの声が聞かれました。

参加者の声

齋藤佳奈

グローバル購買本部
設備・金型・経費調達部
齋藤佳奈

企業経営とサステナビリティを結びつけて考えるとてもいい機会となりました。普段接することのないさまざまな部門の方のアイデアを聞くことができ大変興味深かったです。

河野拓郎

日本リージョン本部
生産・物流管理グループ
河野拓郎

イノベーションを起こすためには、業界のメガトレンドはもちろんのこと、サステナビリティのメガトレンドにも着目することが必要だと強く感じました。

金子史寛

グローバルテクノロジー
CAE・MBEG
金子史寛

ワークショップの前は、事業とサステナビリティの結びつきが見えていませんでしたが、ワークショップで様々なアイデアに触れることができ、日常業務の中にもサステナビリティの種があることが分かりました。今後、どのような種が大切となるか考えていきます。

平柳光

グローバルテクノロジー本部
環境技術開発グループ
平柳光

私は製品の開発を担当しており、普段の業務では、今回学んだサステナビリティのメガトレンド、"トレード・オン"思考などの視点で考える機会がないため、刺激を受けました。ワークショップで出たアイデアが実現するのは先のことになるかもしれませんが、普段からこのような視点を持って業務をすることで、さまざまな気づきを得ていけると思います。

加藤恒平

生産技術センター
生産技術開発グループ
加藤恒平

講義の中で、企業は現在「課題解決型のイノベーション」を求められている、という話がありました。自社にとっての社会課題をどのように設定するのかが重要であり、そこが一番のチャレンジかと思います。

伊藤祐輔

グローバル組織活性化本部
人事グループ
伊藤祐輔

カルソニックカンセイグループは今、企業として変革期にあります。従業員一人ひとりが日々の業務の中で経営的観点や中長期的観点を持っていけるよう、貢献していきたいと思います。

大道則幸

排気事業本部
排気生産技術グループ
大道則幸

CSR情報のメールは定期的に送られてきますが、それを「自分ごと」にしていませんでした。自分の業務のどの部分がサステナビリティに貢献できているのかを今後は意識したいと思います。また、どのようにすれば、よりサステナビリティに貢献できる業務になるのかも考えていきたいと思います。

木曽大地

CPM・内装事業本部
CPM・内装技術開発グループ
木曽大地

ワークショップ中、アイデアがなかなか出ず行き詰まってしまうことがありましたが、それは日々の業務の中でこのようなサステナビリティの観点や中長期的観点から事業を考えることが少ないからだと思い当たりました。そのことに気づけてよかったです。

永嶋樹里

グローバルテクノロジー本部
リソースマネジメント・認証グループ
永嶋樹里

サステナビリティの視点を持つことは、企業がこの先存続していく上で非常に大事だと改めて感じました。サステナビリティのトレンドを率先してつくっていく立場になることが、中長期的には求められていると感じました。カルソニックカンセイグループはモノづくりの会社なので、顧客からの要望にどのように応えるか(HOW)で事業を考えがちですが、メガトレンドからどのようなイノベーションが必要なのか(WHAT)を考えることが必要だと感じました。

石川幸子

実験革新チーム 石川幸子

私は『TeamSKETT』の一員として、小学3年生に向けて出前授業を行っています。小学生は我が社のことをよく知らないことが多く、残念に感じています。世界規模で認知度を上げ、我が社の強みを打ち出していくためには、従業員一人ひとりの会社への想いが強くなければいけません。そのためにも、今回のようなワークショップを定期的に実施していくことを希望します。

原田萌香

コーポレートプランニング本部
CSR/広報・IRグループ
原田萌香

サステナビリティというと、取り組まなければいけない義務、取り組むことで費用がかかる、というイメージでした。しかし、講義の中で、サステナビリティの観点から新事業を興したことで数十人の会社が1万5,000人規模の会社へと成長したという事例をお聞きして、サステナビリティに取り組むことが企業の発展にもつながるということが分かりました。

岸本元太

排気事業本部
排気戦略推進グループ
岸本元太

私たち20代、30代の従業員は、子どもの時から学校やメディアで、さまざまな環境問題を学び育ってきた世代で、環境保全の意識が非常に強いといえます。私たち若手従業員が率先して、環境負荷を軽減するような事業展開のアイデアを出し合っていきたいと思いました。

奥村美愉

グローバル営業本部
第一カスタマーグループ
奥村美愉

今回のワークショップでは、実現可能性は別としてさまざまなアイデアが出ました。日々の業務の中にも、普段の生活の中にもデマンドのヒントが隠れていると感じました。私は営業部に所属しているため、直接製品を開発し生産することは出来ませんが、お客さまと直につながっている部門として、ステークホルダーの期待や要請を持ち帰って整理し、社内でどのように実現させていくかを考え、行動に繋げていこうと思います。

荒木貴仁

グローバルテクノロジー本部
デザイングループ
荒木貴仁

日々の業務で、未来のクルマの内装の在り方を構想していますが、それにあたって、メガトレンドや企業戦略も考慮しなければならないことを改めて意識しました。

松下慎平

グローバル生産本部
環境エネルギー統括管理グループ
松下慎平

私はCKグループの環境統括管理部署に所属し、環境負荷低減を推進しています。今、CKグループは、地球温暖化対応として、SBT(Science Based Targets)に基づいたCO2排出量削減活動の取組みを始めたところです。今回のワークショップでは他部門の方からのフレッシュなアイデアを聞くことができ、グローバルでの削減活動を行う上では、多くの方に環境の取組みを理解してもらうことが必要だと感じました。環境活動の必要性を理解してもらうためにも、このようなワークショップの機会がこれからも設けられればよいと思います。

※従業員の所属部署は2018年3月末時点のものです。

持続可能性向上への貢献を期待

ワークショップを終えて

ピーター D. ピーダーセン

ピーター D. ピーダーセン

株式会社イースクエア 共同創業者
リーダーシップ・アカデミーTACL代表
社団法人NELIS-次世代リーダーのグローバル・ネットワーク 共同代表

サステナビリティ視点で、カルソニックカンセイグループが今後どのような取り組みを推進すべきか、ワークショップを通じて建設的なアイデアを多く生み出すことができました。
これまで日々の業務との関連性を感じにくかった「サステナブル経営」という考え方が、参加者にとって、より身近なものになったのではないでしょうか。今後は、参加者がここで生み出したアイデアを具体的な行動に移していけるよう会社側が環境を整え、参加者自身も社内外とのネットワーキングを積極的に実施することで、自動車産業全体の持続可能性の向上へ貢献していただきたいと思います。

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