資源循環

循環型社会の実現に貢献するために

基本的な考え方

グローバルグローバル 方針

当グループは、「資源循環」を環境保護の重要課題ととらえ、「資源の有効活用」と「水資源の保護」に取り組んでいます。
資源の有効活用については、排出物(廃棄物および有価物)削減活動、埋立廃棄物ゼロ(Zero Landfill)活動、省資源活動に取り組んでいます。水資源の保護については、水使用量削減活動に取り組んでいます。
グローバル各拠点は、ISO14001環境マネジメントシステムを運用する中で、各領域での目標達成に向け継続的な改善に努めています。

実績(2018年度)

REDUCE REUSE RECYCLE
排出物原単位
[排出量/売上高]
埋立率
[埋立量/廃棄物量]
水使用量原単位
[使用量/売上高]
日本
-24.7%
2018年度目標:-21.3%
[2005年度比]
日本
0%
2006年度以降継続的に達成
日本
-24.3%
2018年度目標:-24.5%
[2009年度比]
海外
-3.9%
2018年度目標:-8.8%
[2010年度比]
海外
0%
2018年度目標:埋立率ゼロ維持
海外
-2.8%
2018年度目標:-7.7%
[2014年度比]

資源の有効活用

グローバルグローバル 活動

排出物削減実績

2018年度の日本における排出物原単位(排出量/売上高)は、徹底した工程不良低減活動を進めることにより、24.7%削減と目標(2005年度比21.3%削減)を達成しました。
海外は、工程不良低減活動の推進、省資源活動事例(ベストプラクティス)の水平展開など積極的に取り組みましたが、3.9%削減となり目標(2010年度比8.8%削減)未達となりました。

排出物発生量

国内排出物発生量(FY18)

排出物発生量[左軸]
中期目標[右軸]
排出物原単位[右軸]

[年度]

海外排出物発生量(FY18)

排出物量[左軸]
中期目標[右軸]
排出物原単位[右軸]

[年度]

廃棄物の埋立処分率実績

2015年度までに海外の廃棄物の埋立率ゼロを達成しており、2018年度も継続し埋立率ゼロを維持しています。

地域別排出物発生量およびリサイクル量(2018年度)

[t]
排出物総発生量
リサイクル量

再資源化への取り組み

グローバルグローバル

当グループは、循環型社会の実現に向け、再資源化活動を重要な取り組みと位置づけ、活動に取り組んでいます。
具体的な活動として、回収した自動車排ガス浄化用触媒などの再資源化に取り組んでいます。貴重な有価資源である貴金属を含んだ材料(ウォッシュコート)を、環境負荷の低い乾式分離装置により効率よく分離・回収することで再資源化を図っています。
また、当社の樹脂成型技術を活用し、自社で使用している物流用ポリ容器の再生・再利用に取り組んでいます。これにより、従来廃棄されていた物流用ポリ容器が再利用でき、排出物削減およびコスト低減につなげています。
今後も、外部へ委託する排出物の再資源化はもちろんのこと、グループ内での再資源化も推進していきます。

工場から排出される廃棄物の資源化フロー

グローバルグローバル 活動

私たちは、限りある地球資源を有効に活用するため、グループ全拠点でのゼロエミッション達成に向け、活動を推進するとともに、原材料使用量の抑制、排出物(廃棄物+有価物)発生量の抑制に努めています。

工場から排出される廃棄物資源化フロー

水資源の保護

水使用量削減実績

グローバルグローバル 活動

当グループは、水使用量削減の取り組みを強化するため、グローバルでの水使用量モニタリング体制を構築しました。これにより、とくに水使用量の多い生産拠点や課題となる設備を特定し、設備更新や水洗トイレの効率的な水利用システムを採用するなど、グローバルでさまざまな改善策を講じました。こうした取り組みにより、2018年度のグローバル水使用量は1,085千m3(前年度比7.2%減)となりましたが、水使用量原単位(使用量/売上高)については、日本は24.3%削減となり目標(2009年度比24.5%削減)未達となりました。海外においても2.8%削減と目標(2014年度比7.8%削減)未達となりました。
今後、使用量の多い拠点を中心に目標達成に向け活動を強化していきます。

日本の水使用量

[千m3]
[m3/百万円]
水使用量[左軸]
使用量原単位[右軸]
中期目標[右軸]

[年度]

海外の水使用量

[千m3]
[m3/百万円]
水使用量[左軸]
使用量原単位[右軸]
中期目標[右軸]

[年度]

当グループの水源別水使用量(2018年度)

[千m2]
上水道
工業用水
地下水